本を読むといこと
没頭するあまり、灰皿では無く、小銭入れにてタバコをもみ消してしまう。
そんな没頭感が得られる本を読むという行為は、自分にとって他の行為では得られない
感覚である。
本がこの世にあって良かった。
奥田 秀朗という作家がいて、サウスバウンドという本がある。
トリックスターとしての父親が出てくる。
母もなにげにトリックスターである。
であるが、なんとも感銘を受けてしまう。
「これがちがうと思ったらとことん戦え。負けてもいいから戦え。人と違ってもいい。
孤独を恐れるな。理解者は必ずいる。」
こんなココだけを読んだらこっぱずかしくなる科白がある。
父親が息子にしばしの別れの際に言う科白だが、
よいな。
どのセンテンスも切り取ってみても良い。一つ一つそれだけでも自分の胸に刻みつけたいもんだ。
今そんな感じ。